修繕積立金の運用先?

マンションの判例,管理費・修繕積立金関連

修繕積立金の預け入れ先、普通預金が7割弱。大和ライフネクストの「マンションみらい価値研究所」が2021年9月に公表した調査結果で、こんな実態が明らかになった。同社受託管理物件の約4000管理組合における修繕積立金の運用先を調査した。調査対象には戸建て管理組合も含まれている。

修繕積立金の運用先として預入金額が最も多かったのが「普通預金」で67.1%。全体の7割弱に及んだ。普通預金の80.2%が無利息の「決済用普通預金」だった。全額入金額の5割以上が収まっている形だ。「決済用は・・・・」金融機関が破綻しても全額保護される特徴がある。運用先の第二は「マンションすまい・る債」で21.3%、「定期預金」が10.0%と続くが、いずれも2018年と比べ数字を落としている。理由について同研究所は、「利率の低下」を挙げた。

マンション管理新聞1232号より抜粋

私見:10数年前にあるマンションの元理事長が自身が理事長の時に勝手に修繕積立金を株式投資し大きな損害を管理組合に与えたことがあった。私が顧問に就任して発覚したが途中で元理事長が他界し全容解明には至らなかった。現在の金融機関の低利を考慮すると同様の事件が起きないか不安がよぎる。