第三者管理方式?!

有益情報,管理会社関連

日本ハウズイング(本社東京)は、7月5日、受託管理するマンションの管理組合向けに同社が管理者を務める「第三者管理方式」の提供を4月1日から始めたと発表した。同社によれば、7月19日時点で8月から2管理組合で導入を予定している。同社は、「組合員の高齢化に伴う役員のなりて不足の問題が年々顕著になりつつある」ことにくわえ、「同方式への対応を期待する声が多く聞かれるようになった」とし、「新たな管理サービスの一つとして提案することとした」と説明している。

日本ハウズイングでは、第三者管理方式はいわゆる「理事会廃止型を採用する」管理者業務は、従来の管理業務とは異なる専門部署からマンション管理士資格を持つ担当社員を選任する。

監事は、原則、区分所有者から選任し従来の理事会方式と同様の監査を実施。

場合によっては、外部専門家の導入も可能だ。

マンション管理新聞 1243号より、引用

私見:「第三者管理方式」とは、管理組合の運営を第三者である専門家(管理会社やマンション管理士など)に一部または全部を委託する方式で居住者の高齢化を迎えるマンションにとっては朗報だ。この方式は他のマンション管理会社でも数年前から役員の成り手のいないマンションに対して管理組合の役員業務の負担削減につながるとして積極的に提案している。方式も色々なパターンがあるのでどの方式で実施するかは組合と第三者との協議が必要だが管理会社との利益相反が懸念される場合、マンション管理士などの外部専門家に監事就任を依頼する方法もある。但し、管理規約の変更を要する場合もあるので注意が必要だ。