熊本市推進計画を改定!!
熊本県熊本市は3月31日、2022年3月に策定したマンション管理適正化推進計画を改定し4月1日公表した。主に住生活基本計画の改定に合わせた計画期間の変更、24年度実態調査の結果の反映、成果指標の基準値・目標値の更新、策定背景の追記を行った。計画期間は25年度~31年度。実態調査によれば、築40年以上の66件の半分が自主管理。区分経理をしていない比率も高かった。
長期修繕計画書未作成24年度101組合を31年度50組合、25年以上長期修繕計画に基づき修繕積立金を設定している割合同28%を同75%など、数値目標も更新した。マンション長寿命化促進税制の減額割合は3分の1。
マンション管理新聞 第1300号
私見:熊本市が2024年に実施したマンション実態調査には微力ながら熊本県マンション管理士会もそのお手伝いをさせていただいた。詳細をかたることはできないが結果、2025年度の熊本市の方向性に良い影響が出たことは素直に喜びたい。中でも長期修繕計画書の作成に関して補助金が創設されたことは万感な思いだ。年度中の予算編成が終わっているにも関わらず急遽予算要求を行い、大変なご苦労があったと思う。今後も熊本市の担当課とは協力体制を維持し、高経年マンション群の問題解決に臨みたい。