保険で相続人を探してもらえる??
東京海上日動火災保険(本社東京)は2022年7月19日、住戸内で「孤立死」が発生した際の相続人の捜索費や、相続人がすぐに見つからず管理組合が特殊清掃などを実施した場合などを補償する「マンション管理組合事故対応費用保険」を開発し1日から提供を開始した、と発表した。同保険は、住戸内で孤立死等が発生した場合における①相続人の捜索費用②相続放棄等がなされ管理組合が相続財産管理人選任申し立てをする場合にかかる費用③孤立死が発生した住戸内の消臭消毒費用のうち管理組合が自己負担を余儀なくされる部分について補償する。保険契約者は管理会社で、管理組合を被保険者とする。同社によれば管理組合は、保険契約者になれない。
私見:老朽化と居住者の高齢化が進むマンションの増加に歯止めがかからない現在、独居が増え、孤独死も増加する傾向にある。この種の保険商品の需要が増えるのも理解できる。
マンション管理新聞 1210号より、抜粋