ヤマギシリフォーム工業、不適切経理で激震!!
金融債務を残し特別清算へ
昨年6月以降に噴出した旧ヤマギシの経営不安をめぐる騒動はいったん落ち着いた形だが、信用と信頼を勝ち得るには大きなハードルが待ち構えている。
発端は、昨年3月、2021年3月期決算への、ある金融機関の指摘だった。翌期の工事を前倒しで計上したのではないかとの疑念だった。新型コロナの影響から工事延長が相次いだ決算期だ。特に下半期に改修工事の75%ほどが集中していた旧ヤマギシにとっては、工期延長の先延ばしは致命的だった。
業務拡大に向け、従業員増や給与改善等の先行投資をしていた時期とも重なりダブルパンチとなった。
赤字決算を逃れるために、前倒しで計上していたことが発覚した。
マンション管理新聞 第1230号より、抜粋
私見:名前を残し、事業譲渡という形で切り抜けたが前途多難の船出だ。一度、落とした信用を回復する難しさは、誰もが知るところである。