管理費も修繕積立金も過去最高!!

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マンション管理新聞社が、半年に1度実施する「管理費等初期設定調査」の調査結果を発表する。2023年上半期(22年12月~23年5月)に全国で新規に分類された民間マンションの中から682件、9574戸を対象に調査を実施した。

過去5年間における1㎡当たりの管理費・修繕積立金共に2回連続で増加した。

管理費は、前回比4円増で初の200円台を記録した。積立金は5円増の106円で前回の過去最高値を更新した。

平均修繕積立金は、233円増の8297円。関東は、945円増の初の9000円台。

1㎡当たりの修繕積立金基金も過去最高値。

平均管理費準備金も過去最高値。

           マンション管理新聞1244号より、引用

私見:この記事を読んで「さもありなん」、と納得。顧問先のマンションでも長期修繕計画を検討する度に年度ごとの工事、設備の支出で10年、20年、30年の会計がお先真っ暗な状態。いかに漫然と管理をやってきたかが明白。管理会社の責任か、管理組合の意識の無さか、私は、顧問になったマンションで真っ先にアナウンスするのは「マンションの終活」形あるものはいずれ崩れ去りますと話します。

どのようにマンションの終末を迎えるかが大切なことでその為には、人間と同じように「年を取り、体の自由が利かなくなって引き際を考えても遅すぎる。」と説きます。若いうちに元気なうちに全員参加で考えることが大切。

今、全国のマンションは、自発的にではなく国の政策や目前に迫った事情で目を覚ましつつあると思います。言い忘れましたが、火災保険料もおそらく過去最高の値上げです!